OBT 人財マガジン

2009.10.14 : VOL77 UPDATED

編集後記

  • 話題の無料カフェ

    老舗おかき専門店「播磨屋本店」が銀座に無料カフェ「播磨屋ステーション」をオープンさせたそうです。
    無料カフェの出店は、昨年10月の福岡一号店を皮切りに既に4店舗目。


    「10~30代の若い人たちに、日本の伝統菓子文化にの魅力を再発見して欲しい」


    そんな思いで始まったこの無料カフェでは、おかき数種類のほかにも
    コーヒーやお茶、ジュースなどを無料で提供しているとか。
    カフェは連日行列が絶えない盛況ぶりで、マスコミでもこぞって話題が取り上げられ
    宣伝効果は抜群のようです。


    無料カフェを併設する東京の店舗ではおかきの売り上げが前年比30%増加。
    他店舗でもその効果は着実に出ているとのことでした。


    今回の「この人に聞く」でお話を伺ったシャボン玉石けん株式会社の森田社長は

    「モノがいいだけでは売れない。伝える努力が必要」 と語ります。


    いくらいい商品を扱っていても、世の中に認知されなければ意味がありません。

    無料カフェへ足を運んだ消費者は、口コミで、自身のブログで、その魅力を伝えます。
    店の雰囲気、おかきの味、従業員の方の対応について、会話を通じ、文字や写真を通じ、非常に詳しく
    あっという間に多くの人々へ伝わっていきます。


    同店では、国内での無料カフェ店舗を更に増やし、海外でも同じ試みを行うとのこと。
    インターネットや口コミを通じ、この情報は既にこれからオープンする地域の人々にも伝わり
    ファンの卵を増やしているのかも知れません。


    「強いのはお客さまの声」と、シャボン玉石けん株式会社・森田社長。
    シャボン玉石けんを全国区へと広めたのも、現在とそのスピードこそ違いますが
    ほかならぬ消費者の口コミでした。


    書籍の出版や講演活動、無料のふるまい......。
    伝える「方法」は様々ですが、提供する側が強い信念を持って発信し続ければ
    本当に価値のあるものは消費者の心に響き、徐々に、確実に広がっていくのでしょう。

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