OBT 人財マガジン

2011.06.07 : VOL117 UPDATED

編集後記

  • 人財の育成はどうなっていますか?

    今回、お話をお伺いした日本理化学工業さんにインタビューさせて
    いただいたのは4月の初め。
    その頃は、まだ輪番停電の影響が残っており、日本理化学工業の
    大山会長が『皆が少し、落ち着かないんです』とおっしゃっていました。

    輪番停電により、普段と違うタイムスケジュールになると、変化に
    なかなか対応できない障害を持つ方には、情緒的にかなりの負担に
    なるそうです。

    私たちが思う以上に、障害を持った方々と働くことはさまざまなご苦労が
    あったかと思います。
    しかし、大山会長は『こちら側が工夫すれば、生産性に健常者とそう大きく
    変わりません』と語ってくださいました。

    このことから、部下が「仕事ができない」「成長できない」ということは、
    上に問題がある。ということが良くわかります。

    教え方の問題、仕事の与え方の問題と自身に思い当たる節はないでしょうか・・・
    また、最近は部下を怒れない上司も増えているそうです。
    自分に自信がない、部下に嫌われたくない。
    そして、仕事が進まないから1から10まで、全てを教え、
    作業をさせているだけ・・・。
    まだまだ本気で人を育成する方向に向かっていないのだと痛感します。

    『人を育てる』ということの意味を長期的な目線でもう一度考え直す必要性を感じます。


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